ウルセラの痛みを鎮痛薬より施術の順番で減らす理由
ウルセラが痛いのは、深い層にエネルギーを一点ずつ集め、その点を顔全体に数百発当てるからです。フェイスラインや頬骨など骨に近い場所ではより強く感じます。痛くないと効かないという根拠はありません。直後の痛みや熱感はコラーゲンが新しくできたしるしではなく、コラーゲンは数週間から数か月かけて増えていきます。Somsei医院では高周波で深い組織を先に温め、ウルセラはたるみが始まった場所にだけ100ショット当てます。痛みの負担は減る傾向にありますが、痛みがなくなるわけではありません。
- PROFESSOR現) 高麗大学校安岩病院 外来教授
- ANATOMYエール大学 顔面解剖学課程 修了
- ANTI-AGINGハーバード ブリガム・アンド・ウィメンズ病院 抗老化課程 修了
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- 現) 高麗大学校安岩病院 外来教授
- 高麗大学校安岩病院 専攻医修練
- エール大学 顔面解剖学課程 修了
- ハーバード ブリガム・アンド・ウィメンズ病院 抗老化課程 修了
- 大韓美容成形レーザー学会 正会員
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「先生、ウルセラってすごく痛いって聞いたんですが」。リフトアップの相談で必ず一度は出る質問です。一度受けたことのある方は「効果はよかったけれど、あの痛みを思い出すと迷ってしまって」とおっしゃいます。
逆に「でも、痛くないと効かないんじゃないですか」と聞かれる方もいます。どちらに答えるにも、ウルセラがどこにどうやってエネルギーを入れるのかを先に見ていただく必要があります。
ウルセラがフェイスラインと頬骨で強く痛む理由
ウルセラは集束超音波を皮膚の下の深い層に一点ずつ集めて当てる機器です。顔を支える筋膜(SMAS)まで届くようにエネルギーを集めるので、一発一発が強く感じられます。
フェイスラインや頬骨のように骨に近い場所では、超音波が骨に届いて痛みが強く感じられます。フェイスラインを通るときに骨に響く感じがしたとおっしゃる方が多いです。さらに顔全体に数百発ずつ分けて当てると、施術のあいだずっとその痛みに耐えることになります。

痛いほど効くという誤解と熱刺激のちょうどよい範囲
「痛くないと効かないんじゃないですか」と聞かれたら、必ずしもそうではないとお答えします。ウルセラ後の頬のこけを心配される方にも同じことをお伝えします。リフトアップは強くするほど結果がよくなる施術ではありません。
2026年に美容皮膚科の学術誌に載った論評がこの問いを扱っています。皮膚はおよそ43度から熱を痛みとして感じ、コラーゲンが作り直されるにはちょうどよい温度の範囲があります。弱すぎるとコラーゲンが刺激されず、強すぎると痛み・炎症・やけど・長引く腫れといった負担が大きくなります。
この論評は、施術直後の腫れ・熱感・痛み・つっぱり感をコラーゲンが作り直された証拠と読んではいけないと書いています。コラーゲンが新しく組み立てられるのは数週間から数か月かけて起こるからです。短く強い熱より、ちょうどよい温度を安定して保つほうが安全で役に立つ可能性があるとも述べています。ただし臨床試験ではなく論評で、高周波施術を中心に書かれたものです。超音波リフトは関連技術として触れられているだけです(J Cosmet Dermatol 2026・PMC13425427、PubMed番号は未付与)。
ウルセラを100ショットだけ当てるレイヤードリフティングの順番
ウルセラの痛みのせいでリフトアップを先延ばしにしてきたという方がかなりいらっしゃいます。Somsei医院では鎮痛薬を足すより、リフトアップの順番を変えました。深い組織を先に温めておき、ウルセラは必要な場所にだけ当てます。この順番をレイヤードリフティングと呼んでいます。
まずインモードFXかインディバで下顔面の深い組織をゆっくり温めます。あご下の脂肪とゆるんだ組織がどちらも気になる方にはインモードFXを、脂肪を減らすよりむくみや組織の状態をやわらかく整えたい方にはインディバを使います。顔の脂肪量・皮膚の厚さ・むくみを見て、どちらか一つを選びます。
次にウルセラを100ショット当てます。顔全体に少しずつ分けるショットではなく、頬の下やフェイスラインのようにたるみが始まった場所を選んで集めます。前もって温めた組織には少ないショットで同じ効果を出せるので、数百発を当てなくて済みます。温めていない組織にいきなりウルセラを当てると、同じショット数でも効率が落ち、痛みは強くなります。
最後にリフテラのペンタイプ3,000ショットで、あご先や口角のように曲がった場所を浅く細かく整えます。
ショットが減るので痛みの負担は減る傾向にあります。痛みがなくなるわけではありません。痛みに敏感な方は相談のときにお伝えください。段階ごとに強さを一緒に調整します。
同じプログラムでも、すべての方に同じ段階と強さを使うわけではありません。韓国人は頬骨のあたりの脂肪が厚く中顔面のボリュームが豊かなほうなので、同じエネルギーでも結果は人によって違います。顔の構造とたるみ方を見て、ある方は予熱を長くし、ある方はウルセラの比重を上げます。

前頬が少ない顔にウルセラを強く当てない理由
「ウルセラを受けたら頬がこけました」といらっしゃる方に会うこともあります。原因をたどると、ほとんどは機器ではなく強さと位置の選び方にあります。
深い頬を強く収縮させると、顔を生き生きと見せていた前頬と頬の中央のボリュームまで一緒にしぼむことがあります。そのため前頬と頬の中央にはウルセラを強く当てません。次のような顔はさらに注意します。
- もともと前頬が多くない顔
- 頬の中央のボリュームが足りない顔
- 全体にやせ型の顔
こうした顔で深い頬だけを見て強く収縮させると、顔が小さくなるより平たく疲れた印象が残ります。だから何発当てるかより、どこを残し、どこを整え、どこを引き上げるかを先に見ます。
ウルセラ100ショットは少なくないかという質問と左右比較の研究
「ウルセラ100ショットって少なすぎませんか」。レイヤードリフティングを説明すると続いて出てくる心配です。100ショットは顔全体を覆う量ではなく、たるみが始まった場所に集める量で、その上下の層はほかの機器が受け持ちます。
超音波リフトに同じ日に高周波を足すとどうなるかを比べた研究があります。2025年に中国で26人が顔全体に超音波リフトを受け、無作為に選んだ片側だけに針の高周波を追加で受けました。3か月後、皮膚撮影装置で測ったしわのスコアは、超音波だけの側で20%、高周波を足した側で40%下がりました。毛穴ときめも高周波を足した側のほうがよくなり、参加者の90%以上が結果に満足しました(J Cosmet Dermatol 2025・PMID 40980871)。
この研究をそのままレイヤードリフティングの結果として読むことはできません。26人を3か月だけ見た小さな研究で、ウルセラではない別の超音波機器と針の高周波を使っています。順番も超音波が先で高周波を後から足しており、レイヤードリフティングとは逆です。超音波のショット数を減らした場合を見た研究でもありません。一つの層だけを扱うより、層ごとに違う機器をつないで使う方向を示すものとして参考にしています。
レイヤードリフティング翌日のむくみとダウンタイム
「翌日仕事なんですが、顔がむくんだらどうしましょう」。この心配もよく聞きます。施術直後は軽い赤みや温かい感じが残ることがあり、ほとんどの方は日常生活に大きな支障なく戻られます。先ほどの研究でも赤み・軽いあざ・むくみが出た方はいましたが、特別な治療をしなくてもすべて治まりました。
施術後の数日はサウナ・岩盤浴・激しい運動・深酒を避けてください。紫外線をしっかり防ぎ、保湿を十分にしておけば大丈夫です。リフトアップの効果は施術した日に終わるのではなく、コラーゲンが作り直される数か月をかけてゆっくり現れます。
たるみが始まった層と以前のリフトアップ歴を相談で確認する理由
ウルセラもインモードも受けてみたのに、ラインが思ったほど変わらなかったといらっしゃる方が多いです。経緯を伺うと、機器を別々に受けていたケースがほとんどです。そのため以前のリフトアップがいつ、どの機器だったかを必ず伺い、その経緯を見て今回の順番と強さを決めます。
たるみがどの層から始まったかも一緒に確認します。頭蓋骨の模型を使ってどの層が下がってきたかを指し示し、施術が終わったら鏡を見ながらフェイスラインと頬の下がどう変わったかを一つずつ見ます。
機器を何種類も一緒に使えば誰にとってもよくなるわけではありません。今の顔に必要な施術なのか、どの部位にどの強さで当てるのかを先に見ます。

よくある質問
Qウルセラはなぜあんなに痛いのですか?
深い層に超音波エネルギーを一点ずつ集め、その点を顔全体に数百発当てるからです。フェイスラインや頬骨のように骨に近い場所では超音波が骨に届いて、より痛く感じます。
Qウルセラは痛くないと効かないのですか?
そうではありません。施術直後の痛みや熱感はコラーゲンが新しくできた証拠ではなく、コラーゲンは数週間から数か月かけて増えていきます。強すぎると痛み・腫れ・やけどといった負担が大きくなります。
Qウルセラ100ショットだと効果は落ちませんか?
100ショットは顔全体ではなく、頬の下やフェイスラインなどたるみが始まった場所に集める量です。その上下の層はインモードFXかインディバとリフテラが受け持ちます。ただしショット数を減らした場合を直接比べた研究にもとづく答えではありません。
Qレイヤードリフティングは痛くないのですか?
先に温めた組織に少ないショットを当てるので、痛みの負担は減る傾向にあります。それでも痛みはあります。敏感な方はお伝えください。段階ごとに強さを一緒に調整します。
Qダウンタイムはどのくらいですか?翌日仕事に行けますか?
軽い赤みや温かい感じが残ることがあり、ほとんどの方は日常生活に大きな支障なく戻られます。数日はサウナ・岩盤浴・激しい運動・深酒を避けてください。

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