

ボトックスの効果が落ちたからといって、すべてが耐性ではありません。美容ボトックスで耐性ができる方は200人に1人ほどとまれです。そのかわり、一度に多くの量を入れないことと、短い間隔で打ち直さないことは必ず守っています。…

スキンボトックスは効果が良いけれど痛すぎる、というお声をよく聞きます。そこで痛みを減らそうと炭酸水素ナトリウムとPNを順に実際に使ってみて、今はポテンツァで微細な通り道をつくってから塗る方法で、手で打つ注射を減らしていま…

結婚式や撮影まで1週間なら回復できる時間が1週間しかないので、初めてのボトックスやフィラー、強いレーザーやピーリングは先に延ばします。ボトックスは効果が落ち着くまで2週間ほどかかり、フィラーは翌日に腫れがいちばん強く内出…

ポテンツァのあとは軽い日焼けのような赤みと熱感が残ります。高周波ニードル治療を1回受けた20人を4週間追った研究では、赤みは1〜4日、ほてりは2〜4時間で引きました。軽い洗顔とメイクはたいてい当日か翌日からでき、運動やサ…

炎症注射は、赤く硬く腫れたニキビの中に炎症を抑える薬をごく少量だけ入れる注射です。ステロイドが多く入りすぎるとその部分の皮膚がわずかにへこむことがあるため、ソムセイ医院では最初から量を少なくし、鼻のように皮膚が薄い部位は…

凹んだニキビ跡に使う高周波ニードル治療(ポテンツァ系)はレーザーより痛い傾向があります。アジア人397人を比べた研究でも痛みのスコアが高めでした。そのかわり皮膚の表面を削る施術ではないため、かさぶたができて剥がれる期間は…

ウルセラが痛いのは、深い層にエネルギーを一点ずつ集め、その点を顔全体に数百発当てるからです。フェイスラインや頬骨など骨に近い場所ではより強く感じます。痛くないと効かないという根拠はありません。直後の痛みや熱感はコラーゲン…

スキンボトックスを繰り返すときに心配される耐性は、入れる深さよりも、どれだけ多くどれだけ頻繁に打つかに関係しています。臨床試験33件をまとめた解析では、中和抗体ができたのは5,876人中27人(0.5%)で、そのうち効果…

スキンボトックスが痛い理由は、薬よりも入れ方にあることが多いです。薬を真皮に入れるには針を浅く寝かせて約1cm間隔で顔全体を何十回も刺す必要があり、薬が入った場所ごとにぷくっと膨らみます。そこで手打ち注射の代わりに、皮膚…

横頬のくぼみで来られた方には、最近はHILO WAVEを主に使います。自然に満ちて、横頬では持ちもよいほうだからです。以前はニューラミス クラシックとベロテロ ボリュームを使っていました。HILO WAVEは高弾性フィラ…

初めて来られた日の肌は、それまでにたまったニキビが一度に出ているため、どこが早く再発するのか分かりにくいものです。一度整えると、おでこや頬に面皰がすぐたまる方なのか、あごにだけ深い炎症をくり返す方なのかが見えてきます。そ…

リフテラは1回受けると約1〜2か月、3回くり返した後は約6か月持続します。1回だけで半年を期待されると2か月ほどで物足りなく感じることがあるため、持続期間を聞かれたら二つの数字を一緒にお伝えします。痛みはシュリンクと同じ…

トーニングは小さな塊の肝斑で主に効果が出ます。トーニングだけでは足りない肝斑は、出力を上げて打ち直すのではなく、ポテンツァやジェネシストーニングのように肌の内側で細胞の入れ替わりを助ける施術を併用します。ポテンツァは針全…

ポテンツァのポンピングチップ(CPチップ)は、高周波を入れながらジュベルックのような薬剤を真皮に直接注入するチップです。NチップとIチップは熱をどこにつくるかが違うチップで、薬剤を入れる機能はありません。ジュベルック(ポ…

ゴールドPTTは、肌に塗った金の粒子が毛穴をつたって皮脂腺の近くまで入り、レーザーを受けてその場所で熱を出す治療です。皮脂の分泌を減らし、繰り返す炎症を落ち着かせる目的で使います。そのためふだんから顔全体がテカりやすく、…

頬のたるみを、皮膚が伸びた問題としてだけ見るのは難しいです。深い頬の脂肪が下に降り、それを支えていた靭帯がゆるみながら、顔の輪郭も一緒に崩れます。高周波は真皮と皮下脂肪層を引き締めるのに強いのですが、より深い層まで十分に…

脂肪溶解注射の痛みは、薬の強さだけで決まるわけではありません。デオキシコール酸系は脂肪細胞の膜を直接壊しながら、同時に局所の炎症を起こします。コール酸系はそれより組織への刺激が穏やかになるよう設計されています。ところがデ…

クールソニックの持続期間を一つの数字で決めるより、時間とともにリフティングの効果がどのように変わっていくかを分けて見るほうが正確です。施術の初期は熱で組織が収縮し、比較的早く引き上がる変化が出ます。そのあとは組織の回復と…

鼻ににきびが繰り返しできるのは、手入れが足りないからではなく、その場所の構造のためです。顔の中で毛穴の密度がいちばん高いのが鼻なので、詰まる機会もその分多くなります。ただ、鼻のにきびは押し出す瞬間に結果が分かれます。表面…

診察が先にあって、機器はそのあとで決まります。顔を見る前に何を何回するかがすでに書かれている相談は、順序が逆になっています。日程は帰国日から逆算して組んでいただければ大丈夫です。赤みと腫れが残る期間が飛行機の日付を越える…

あごが張って見える理由が咬筋のときだけボトックスが効きます。骨の角度が広い場合や、下がって重たく見える場合は、同じ施術を繰り返しても変わりません。2024年の三重盲検ランダム化比較試験では、2回目のあと6か月時点で咬筋は…

首のしわは一種類ではありません。横に折れる線と縦に浮き出るバンドはできかたが違うので、使う方法も違います。横じわは同じ場所が繰り返し折れてできて、縦バンドは広頸筋が引っ張られて現れます。私はまず手で首の皮膚を上に押し上げ…

アゼライン酸はニキビ薬の中でいちばん刺激が少ない薬ではありませんが、刺激が出たときに戻れる場所がある薬です。詰まった毛穴とアクネ菌と炎症に同時に手をつけながら、光線過敏がなく耐性の問題もありません。ただしニキビが残した赤…

韓国で使う施術名はほとんどが製品名で、英語圏で使う名前はほとんどが方式名です。ですから二つのリストは一対一で並びません。ウルセラとシュリンクは英語ではどちらも HIFU になり、水光注射は skin booster とも…

HIFUをショット数や総Jだけで比べると、実際の結果と合わないことがあります。同じエネルギーでも、どの大きさの焦点にどのくらいの密度で届くかによって、組織に起こる熱の効果が変わるからです。リフテラを長く使ってきた立場でク…

オリディアの後に何かが触れるからといって、すべてが結節ではありません。施術直後の数日は、注入した水分とむくみが触れるのが普通で、これは時間が経てばなくなります。しこり(結節)はたいてい数週間後に現れ、押しても形が変わらず…

クールソニックとリフテラは、どちらが優れているかではなく、使う場所が異なります。どちらもアステラシスが作ったペン型のHIFU(高密度焦点式超音波)で、凹凸のある場所を一発ずつ置いていける点は同じです。違うのは冷却です。ク…

秋に浮き上がる色素は肝斑(かんぱん)・シミ・炎症後色素沈着のいずれかで、この三つは治療法が異なります。見分け方は思ったより難しくありません。縁がペンで打った点のようにくっきりしていればシミ(そばかす・日光黒子)、霧のよう…

オゼンピックフェイスは、脂肪が減るスピードに皮膚が追いつけないために起こります。ウゴービやマンジャロで痩せたあと、頬がこけて顔がたるんだとおっしゃる方がここに当てはまります。減量前よりかえって老けて見えるようになります。…

施術当日の夜の目標は「刺激を足さないこと」です。保湿と紫外線対策はほとんどの場合当日から必要で、問題はやるかやらないかではなく、やり方です。レチノール・AHA・BHA、サウナ、飲酒、ホームケア機器は当日は休むのが安全で、…

ホームケアデバイスと医療機器は、そもそも目的と設計が異なります。施術の代わりではなく、あくまで補助です。HIFU・RF系のホームケア機器は積極的にはおすすめしていませんが、LDMのような低出力超音波系は比較的良いと考えて…

アゼライン酸は色素沈着にも役立ちえます。ただ私が診療でこの薬をよく使う理由は別にあります。ニキビそのものを治療しながら、ニキビが残した跡まで一緒に管理できる薬だからです。…

普段は問題ないのに生理前になると顎や顎のラインにニキビが繰り返す。このとき出るのは表面の面皰ではなく、深く硬く触れて痛みを伴う結節性ニキビである場合が多いです。炎症が真皮の深くまで進むため、治まっても色素沈着や瘢痕が残る…

他院でウルセラもインモードも受けたのに、思ったほどフェイスラインが変わらなかったと来られる方がいます。施術歴を詳しく伺うと共通点があります。それぞれ別々に受けていることです。…

肌の悩みは一つずつ現れるより複数が重なることが多いです。フェイスラインが下がって見えながら肌質も粗く、毛穴とニキビ跡が気になりながら赤くなりやすい。何を受けるかと同じくらい、どの間隔で受けるかが大切です。…

「首にフィラーを入れたのに線がそのまま見える」「顔を上げていても一本深く残る」。首のしわは目元のしわとは違います。同じ場所が長く繰り返し折れるとしわの下の組織まで張り付き、埋めるだけでは足りません。…

「圧出しても数日でまた出る」「跡と陥凹はなぜ消えないのか」。検索すると相反する話が並びます。ニキビ治療は二段階に分けて見る必要があります。今出ているものと、残っているもの。接近も順序も違います。…

「ニキビもひどいのに日焼け止めまで塗ったら毛穴が詰まるのでは」という質問を毎年夏に受けます。ニキビ肌でも紫外線対策は必要です。跡や色素沈着が残りやすい肌ならなおさらです。ただ何でも厚く塗ればよいという意味ではありません。…

旅行や出張中に意外とよく受ける質問です。ホテルのボディソープで一、二回洗顔したからといってニキビが急にひどくなる可能性は高くありません。ただ顔がつっぱる、ヒリつく、赤くなるといった一時的な刺激は起こりえます。…

秋まで、冬までと先延ばしにして、また夏が来てそのまま。夏は色素レーザーの絶対的な禁忌の季節ではありません。ただ誰でもいつでも受けてよいという意味でもありません。…

クールフェイズについて最初に聞かれるのは「本当に熱くないのか」です。実際、他のRF機器に比べて熱さはかなり少ないです。ただその長所ゆえに、術者がより正確に扱う必要のある機器でもあります。…

ポテンツァは痛いほど効く施術ではありません。痛みの大きさを決めるのは、エネルギーをどれだけ短時間に集中させるか(ms設定)と、どのチップを使うかです。同じ機器でも設定が違えば体感も回復も変わります。…

同じ施術、同じ設定なのに日によって痛みの反応がまったく違います。特に痛かったという方には共通点があります。前日にきちんと眠れていないことです。…

他院でリフティングを受けたあとに来られる方が多くいます。効果が物足りなかった、痛みが強かった、ウルセラもインモードも受けたのにまだ足りない、という方々です。この方々には共通点があります。機器を別々に受けていることです。…

脇の過度な発汗は多汗症と呼ばれ、ボツリヌストキシンで比較的簡単に改善できます。結果を決めるのは量よりも、どれだけ浅く均一に注入するかです。…

ニキビは思春期以降と思われがちですが、小学生の時期から額を中心に面皰が出ることは少なくありません。小児の治療で大切なのは、年齢によって使える薬が違うという点です。製品名は国により違うため成分名で記します。…

「支持靭帯フィラーを打つと顔が引き上がる」「靭帯を強化してリフティングになる」とよく聞きます。実際の解剖構造とフィラーの作用を見るとフィラーは靭帯を引きません。…

「毛穴にはこのチップ」「ニキビ跡には絶縁チップ」とよく聞きます。でも毛穴も跡もある場合はどれを受ければよいのか迷います。チップ名を覚える前に、すべての効果が電流の作る熱から始まると知れば答えが見えます。…

「熱心に治療を受けたのにかえって肝斑が濃くなった」と聞きます。この問いに答えるには肝斑とは何かから見直す必要があります。単に色素が溜まった状態ではなく、色素を作る細胞自体が過活性になった状態です。…

「ヒアルロン酸の美容液とスキンブースターは何が違うのか」「同じ成分なのにフィラーとはなぜ違うのか」という質問をよく受けます。成分名が同じなので当然の疑問です。答えはどこに入るかと、どれだけ架橋されているかにあります。…

リフティングを前にして最も多い心配が「ウルセラをすると頬がこけませんか」です。根拠のない心配ではありません。実際に頬こけを訴えて来られる方もいます。ただ原因を見るとほとんどは機器の問題ではありません。…

インモード、ウルセラ、サーマクールのどれが良いかという質問をよく受けます。機器の話に入る前に確かめるのは頬がどの方向に下がっているかです。どちらが良いかという問いは、雨の日に傘と長靴のどちらが良いかと尋ねるのに似ています…

「頬の肉を落とせば綺麗になる」「深部の頬を整理すればVラインになる」といった単純な公式が定説のように語られています。ですが実際の診療では、問題が肉の「量」ではなく「位置」である場合のほうがはるかに多いです。…

「ニキビは治まったのに鼻にぶつぶつが残った」「毛穴が広がったのか瘢痕なのか分からない」。鼻に残る隆起は単純な毛穴の問題でない場合が多いです。多くは脂腺増殖症か肥厚性瘢痕、または二つの混在です。…

「前頬がこけて見えてコラーゲン注射を調べたが、ジュベルック、オリディア、スカルプトラと名前が多すぎて何が合うのか分からない」とよく聞きます。名前は多くても実際は二つの系列にまとまります。…

予約の前日にきれいにしておこうとワックス脱毛をして来られる方がいます。これはその日の脱毛効果を大きく下げうる行動です。…

式まで1〜2週のとき、何を受ければよいかとよく聞かれます。答えはこの時点は新しく何かを試す時ではなく、積み上げてきたコンディションを崩さない時だということです。三か月きちんと整えても、最後の一週間に合わない施術を一度受け…

「こけが気になって横頬にフィラーを入れたら、かえって垂れて見える」。原因は多くの場合、製品ではありません。どの層にどんな物性のフィラーを入れるかの設計が合っていなかった場合が多いです。…

「レーザーを何度も受けたのにニキビ跡がそのまま」。こうした場合、原因は機器より診断にあることが多いです。一つの問題に見えて、実際は似た見た目をした二つの別々の病変です。…