肌が急に荒れたときに止める五つのこと
肌が急に荒れたとき、まずすべきなのは足すことではなく引くことです。洗顔・保湿・紫外線対策の三つだけ残して他を止めると、何が原因だったのかが見えてきます。落ち着いてから一つずつ戻せば、同じことが繰り返されません。ただし水疱・浸出液・広がる腫れがあるときは、待たずに診察を受けてください。

顔が急に荒れて来院された方に、いま何をお使いですかと伺うと、かばんから製品を六つ、七つと出されます。多くは悪くなったあとに慌てて買い足したものです。その状態では、何が原因かを知る方法がありません。
製品を一度に足すと原因が分からなくなる理由
新しい製品を五つ同時に始めると、ヒリつきが出たときにどれが原因かを確かめる方法がありません。一つずつ抜いてみようとしても、すでに肌が敏感になっていて反応が混ざります。
ですからこの状態でいらっしゃったときは、施術や処方より先に、いま使っているものを整理します。洗顔、保湿、紫外線対策の三つだけ残して、あとは2週間止めます。物足りなく見えても、この2週間がいちばん近道です。
角質を取ってはいけない時期
肌がざらついて角質が浮くと、スクラブやピーリングに手が伸びます。ところがこのとき浮いている角質は、ほとんどがバリアの崩れた結果です。結果を削ると原因がさらに露出します。削った場所がまた角質で覆われる、これを繰り返している方がこの状態です。
「角質があるから取らなければ」という順序は、この時期だけ手放していただければ十分です。

ヒリつきを効果と受け取ると起きること
「ヒリヒリするから効いているんですね」とおっしゃる方がいます。成分によって初期に軽い刺激が出ることはあります。ただ、塗るたびに赤くなり、熱感が30分以上続くなら、それは慣れていく途中の状態ではありません。そのまま使い続けると色素沈着として残ることがあります。
ニキビを触って潰すことも同じところにあります。その場所は赤い跡や茶色い跡として残り、跡はニキビよりずっと長く続きます。
一日で戻そうとすると起きること
焦って、鎮静の施術と新しい製品と院内ケアを同じ週に詰め込む方がいます。こうすると良くなったときも何のおかげか分からず、悪くなったときも何のせいか分かりません。次に同じことが起きたら、また最初からやり直しです。滞在中にこうなった場合は、院内の施術は入れずに、帰国までルーティンを三つに絞るほうがダウンタイムも短く済みます。
肌のバリアが整うには時間が必要です。その間にできることは、刺激を抜いて待つほうに近いです。
待たずに診察を受けたほうがよいサイン
次に当てはまる場合は、ルーティンの整理で耐えずに診察を受けるほうが安全です。
| こんな状態なら | 理由 |
|---|---|
| 水疱や浸出液が出る | 単純な刺激ではない原因を確認する必要があります |
| 赤みが境目なく広がる | 接触皮膚炎や感染の有無を見ます |
| 腫れがまぶたや唇まで及ぶ | アレルギー反応の可能性を確認します |
| 一週間たっても変わらない | 原因が製品ではない可能性があります |
| 同じ場所に繰り返す | 外からの刺激以外の要因も一緒に見ます |
よくある質問
鎮静製品をいくつか使えば早く良くなりませんか?
数が増えるほど原因を切り分けにくくなります。鎮静製品も結局は新しく重ねる刺激なので、敏感な時期は一つに減らすほうがよいです。
止めた製品はいつ戻しますか?
赤みとヒリつきが落ち着いてから、3〜4日の間隔をあけて一つずつ戻します。一度にまとめて戻すと、また分からなくなります。
日焼け止めも止めるべきですか?
日焼け止めは続けるほうがよいです。しみる場合は剤形を変えてみて、それでも刺激があるなら帽子やマスクで物理的に覆う方法にします。
受診のとき何を持っていけばいいですか?
直近2週間に新しく使い始めた製品をそのままお持ちいただくか、写真を撮ってきていただくと、原因を絞るのに役立ちます。

梨水(イス)駅13番出口から徒歩2分
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