首のしわが年齢より姿勢のせいでできている場合
首のしわは年齢より、一日に何回うつむくかのほうに近いです。首の皮膚は顔より薄く皮脂腺が少ないので乾燥しやすく、同じ場所が繰り返し折れると、コラーゲンと弾性線維がその場所から先に弱くなります。横に浅く入るしわと、筋肉が引いて縦に立つしわは、接近の仕方が違います。

顔のご相談をしていて、首も一緒に拝見することがよくあります。顔は熱心にお手入れされているのに、首だけ年齢が違って見える方がいらっしゃいます。伺ってみると、日焼け止めを首まで塗る方はまれです。
首の皮膚が顔より先に折れる理由
首の皮膚は顔より薄く、皮脂腺が少ないです。油分が出にくいので乾燥しやすく、乾いた皮膚は同じ力でもより折れやすくなります。そこに一日中うつむいて画面を見る時間が重なると、同じ場所が繰り返し折れます。
折れが繰り返されると、はじめは姿勢を伸ばせば消えていた跡が、だんだん残ります。この段階を過ぎると、コラーゲンと弾性線維がその場所で弱くなり、しわとして固まります。
首のしわが早くできる条件
診察室で首のしわのご相談をするとき、次の五つを伺います。当てはまる項目が多いほど、施術だけで維持するのは難しくなります。
- 1. スマートフォンを一日何時間見るか
- 2. モニターが目線より低いか
- 3. ストレートネックの姿勢があるか
- 4. 日焼け止めを顔だけに塗っているか
- 5. 最近、体重を急に落としたか
五つ目が意外とよく当てはまります。体重が落ちて首の前側の皮膚のハリも一緒に落ちると、なかった横じわが急に目につき始めます。

横じわと縦じわを分ける理由
首のしわといっても同じではありません。横に浅く何本も入っているものは乾燥と折れが主な原因なので、保湿とスキンブースターの方向で見ます。一方、あごを上げたり力を入れたときに縦に太く立つものは首の筋肉が引いているので、筋肉のほうを見ます。ハリが全体的に落ちて皮膚が下へ流れている場合は、また別です。
| しわの形 | 主に見る原因 | 先に検討する方向 |
|---|---|---|
| 横に浅く何本も | 乾燥と繰り返す折れ | 保湿とスキンブースター |
| 力を入れると縦に立つ線 | 首の筋肉の引き | ボツリヌストキシン |
| 全体的に流れ落ちる | ハリの低下 | リフティング系 |
| 一本だけ深く刻まれる | 長く固まった折れ線 | 単独では伸びにくいので併用します |
最後の行が期待を下げていただく部分です。長く固まった一本は一度では消えません。浅くなる程度を目標にして、何回かに分けて見るほうが実際に近いです。
施術より先に姿勢のお話をする理由
首は顔より施術の結果が長持ちしない部位です。一日に何百回も折れる場所を一度伸ばしても、同じ習慣が続けば数か月で戻ります。ですから首のしわのご相談では、画面の高さと紫外線対策のお話を先にします。ここを変えられなさそうな場合は、施術をおすすめしないこともあります。
変えやすいものから申し上げると、こうなります。スマートフォンを目線まで持ち上げる、モニターの下に台を入れる、日焼け止めをあごで止めずに鎖骨まで塗る。この三つだけでも、新しくできる速さが変わります。
よくある質問
首のしわは何歳からできますか?
年齢より姿勢と紫外線の影響が大きいです。スマートフォンの使用が多い二十代でも横じわのご相談が入ります。
首にも日焼け止めを塗るべきですか?
首は顔と同じくらい露出するのに、塗る方がまれです。あごで止めずに鎖骨まで続けて塗るほうがよいです。
すでに深く刻まれた首のしわもよくなりますか?
一本で深く固まったしわは一度では伸びません。浅くなる程度を目標に何回かに分けて進め、姿勢の改善を一緒に行う必要があります。
首の施術はどのくらいの頻度で受けますか?
しわの種類と原因によって違います。姿勢の習慣がそのままなら間隔が短くなり、習慣が変われば間隔は長くなります。

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