エラボトックス、誰にでも合うわけではない理由
エラが気になる、Vラインにしたいとエラボトックスを希望される方は多いです。ただ、診察で話したあと施術を数か月先に延ばす方もいれば、別の施術で来院してエラボトックスが適していると判断され受けて帰る方もいます。その差がどこから来るのかをお話しします。

エラボトックスの作用
エラボトックスは咬筋にボツリヌストキシンを注入し、筋肉の力を弱める施術です。力が減ると硬かった筋肉が柔らかくなり、時間とともに体積が減って輪郭がすっきり見えることがあります。

積極的に勧める場合
- エラの原因が咬筋の発達にある
- 歯を食いしばる・歯ぎしりの習慣がある
- 硬いもの・噛みごたえのある食べ物を好む
- 強く噛んだとき咬筋がはっきり盛り上がる
別のアプローチが良い場合
Vラインにしたいからといって繰り返すのは良い結果につながりません。価格が下がるにつれ、作用の仕組みや適切な間隔、頬こけの可能性、耐性の問題について十分な説明のないまま繰り返されるケースが少なくありません。
- 度重なる注射で咬筋がすでに薄すぎる
- 咬筋がこけて横顔のラインが崩れている
- 40代以上で強く噛んでも咬筋が目立たない
- 原因が筋肉ではなく骨格・脂肪・たるみ
こうした方には、エラボトックスの代わりにリフティングボトックスや下顔面のラインを整える別の施術をご提案します。そのほうが自然で満足度の高い結果につながります。
安いからと繰り返してはいけない理由
エラボトックスは一回の用量が少なくありません。短い間隔での繰り返しは筋肉を必要以上に薄くするだけでなく、耐性の可能性も高めます。
同じVラインの悩みでも原因は人それぞれです。咬筋の人も、頬のたるみの人も、骨格と脂肪分布が絡む人もいます。エラボトックスは「希望すればとりあえず打つ施術」ではなく、顔型の原因を確認して決める施術です。
よくある質問
どのくらいの間隔で受けるべきですか?
用量が少なくない施術のため、短い間隔の繰り返しは勧めません。筋肉が薄くなる速度と耐性の可能性を踏まえ、診断で決めた間隔を守るのが安全です。
やめたら元に戻りますか?
トキシンの効果が薄れると筋力は徐々に戻ります。ただ繰り返しで筋肉が大きく薄くなっている場合は回復の程度が異なるため、現在の状態を見て判断します。
頬がこけて見えるとはどういうことですか?
咬筋が薄くなりすぎると、横から見たとき頬と顎の間がくぼんで見えたり、ラインが折れて見えたりします。すでにその変化があるなら、トキシンを追加するより別のアプローチが適します。
エラボトックスが効いていない気がします。
原因が筋肉でない可能性を見る必要があります。骨格・脂肪・たるみが原因ならトキシンでの変化は限定的です。強く噛んだとき筋肉が盛り上がるかが最初の確認方法です。

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