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レーザーを受けて色素が濃くなったのは、どんな状態でしょうか

レーザー後に色素が濃く見えるのは、二つに分かれます。細かいかさぶたと一時的な色素の変化が重なって濃く見えているだけなら、2〜4週のあいだに薄くなります。一方、照射部位の境目がにじむように広がり、4週たっても変わらなければ炎症後色素沈着(PIH)に近い状態です。前者は待てば済みますが、後者は次の照射を延期して出力を下げる必要があります。

レーザーを受けて色素が濃くなったのは、どんな状態でしょうか

色素治療を始めて2〜3週ほどで再診にいらっしゃる方が、いちばん多くおっしゃるのが「先生、レーザーを受けたのに、かえって濃くなった気がします」という言葉です。その場で写真を出して施術前と重ねてみると、たいていは二つのうちどちらかです。

回復過程と炎症後色素沈着を見分ける基準

レーザーのあとは肌が刺激を受け、もともとの色素が一時的に濃く見えることがあります。細かいかさぶたが張って暗く透けることもあります。この場合は照射部位の境目が比較的はっきり残っていて、2〜4週のあいだにかさぶたが取れるとともに薄くなります。

炎症後色素沈着は形が違います。照射跡の境目がにじむように広がり、色は茶色より灰褐色に近く出ることが多いです。4週たっても変わらない、あるいはむしろ広がっているなら、こちらとして見ます。この状態で「消えきっていないからもう一度強く」という方向に進むと、同じことが繰り返されます。

ですから私は、色素治療のあいだは毎回同じ照明・同じ角度で写真を残します。1か月後に「濃くなった気がする」という印象だけでは、二つを見分けられません。

濃い 薄い 施術日2週 6週3か月6か月 目標 炎症後色素沈着で再び濃くなる 強く一度 弱く分けて 同じ色素でも強度を上げれば早く薄くなるわけではない
出力を上げた側は最初こそ早く薄くなりますが、6週ごろに再び濃くなります。分けて進めた側は、戻る区間がありません。
施術前にウッド灯で色素が表皮にあるか、それより深くにまたがっているかを確認し、部位ごとに出力と間隔を分けて設計します。
施術前にウッド灯で色素が表皮にあるか、それより深くにまたがっているかを確認し、部位ごとに出力と間隔を分けて設計します。

色素の深さで反応が変わる理由

同じ茶色でも、表皮に浅くある色素と、表皮と真皮の境である基底膜にまたがる色素では、反応の速さが違います。浅いほうは数回で目に見えて薄くなりますが、基底膜が乱れた状態でできた色素は出力を上げても抜けにくく、刺激を与えた分だけ炎症後色素沈着として戻ってきやすくなります。

2019年、大韓レーザー皮膚毛髪学会の春季学術大会で、基底膜を基準に難治性の色素疾患へ近づく方法を発表したのも、この点があるからです。抜けにくい色素を「レーザーが弱いから」とだけ捉えると、次の判断が一方向に固まります。

表皮 基底膜 真皮 浅くある色素 比較的早く反応する 基底膜にまたがる色素 回数を増やして強度を上げると、かえって悪くなることがある 同じ茶色でも置かれた深さが違う
基底膜より上だけにある色素と、境をまたぐ色素は、同じ機器でも結果が違います。
2019年の春季学術大会での発表。基底膜の損傷が残る色素で出力を上げたときの結果を扱いました。
2019年の春季学術大会での発表。基底膜の損傷が残る色素で出力を上げたときの結果を扱いました。

次の照射を延期する場合

色素治療は間隔の決まったプログラムのように見えますが、実際は毎回その日の状態を見て、進めるかどうかを決めます。次のうち一つでも当てはまる日は、レーザーを行わず保湿と紫外線対策に切り替えて、2週間後にもう一度拝見します。

その日に確認すること当てはまる場合
照射跡の境目が前回より広がっていないか次回を延期して出力を下げます
触るとまだヒリヒリする、熱っぽさが残っているまず肌を落ち着かせます
直近2週間に屋外で過ごす時間が多かった紫外線を浴びたあとは反応が変わります
美白製品やピーリングを新しく始めた原因を切り分けてから進めます

逆に色素が浅く回復も順調なら、わざわざ間隔を空けることはしません。基準を一つ決めて全員に同じように当てはめてはいません。渡韓のご予定がある方は、初回のときに滞在日程を教えてください。2回目が今回の滞在に入るかどうかは、暦ではなく1回目の落ち着き方で決めます。

レーザーより施術後2週間が結果を変える区間

2018年に大韓皮膚美容外科学会で「レーザーより大切なレーザー後のスキンケア」という演題で講演をしました。大げさに見える題ですが、色素に関しては実際にそうです。同じ機器を同じ設定で使っても、そのあとの2週間の過ごし方で結果が変わります。

  • 紫外線対策:曇りの日も室内の窓際でも露出は続きます。色素治療中は、製品の種類より塗り直す回数のほうが大切です。
  • こすらない:洗顔で手が通る力だけでも、ようやく落ち着いた肌がまた刺激を受けます。
  • かさぶたをはがさない:無理に取ると、その場所がいちばん長く残ります。
  • 新しい製品を増やさない:施術後2週間は、これまで使っていたものだけにします。
2018年の講演。レーザー後2週間のケアが最終結果をどこまで変えるかを扱いました。
2018年の講演。レーザー後2週間のケアが最終結果をどこまで変えるかを扱いました。

よくある質問

同じ症状でも肌の状態によって判断が変わります。この記事を書いたユン・スジョン院長に直接お尋ねいただけます。 ユン・スジョン医院に相談

レーザー後に濃く見えるのは何日で消えますか?

回復過程で濃く見えている場合は、多くが2〜4週のあいだに薄くなります。4週たっても変わらない、境目がさらににじんでいるなら炎症後色素沈着の可能性があるので、次の照射前に状態を確認するほうが安全です。

色素が抜けないなら、もっと強いレーザーを受けるべきですか?

まず色素の種類と深さを確認します。基底膜にまたがる色素は、出力を上げるほど炎症後色素沈着として戻ってきやすくなります。出力より、間隔と施術後のケアを調整することのほうが多いです。

レーザー後すぐに美白製品を塗ってもいいですか?

施術直後の2週間は、使っていた製品だけを続けるほうがよいです。新しい製品を足すと、反応が出たときにレーザーのせいか製品のせいか切り分けられません。

夏に色素レーザーを受けても大丈夫ですか?

季節より、実際の紫外線量と日焼け止めの習慣を見ます。屋外で過ごす時期なら出力を下げて間隔を空けるか、露出が減る時期に日程を移すこともあります。

윤수정
この記事を書いた医師が診療します
ユン・スジョン医院 · ユン・スジョン
ソウル特別市 銅雀区 銅雀大路109 4階
梨水(イス)駅13番出口から徒歩2分
電話 02-517-9996
梨花女子大学医科大学 卒業 · 高麗大学校医療院 修練 · 高麗大学校医療院 外来教授 · 米国フロリダ大学 Shands Hospital 研修 · 韓国皮膚肥満成形学会 首席学術理事
本記事は一般的な医学情報をまとめたコラムであり、診療に代わるものではありません。実際の施術計画は個人の肌状態によって異なります。