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ニキビ・傷跡

ニキビ治療を1回で終わらせず3回に分けて診る理由

初めて来られた日の肌は、それまでにたまったニキビが一度に出ているため、どこが早く再発するのか分かりにくいものです。一度整えると、おでこや頬に面皰がすぐたまる方なのか、あごにだけ深い炎症をくり返す方なのかが見えてきます。そのためニキビ治療を3回に分け、回ごとに圧出の範囲・炎症注射の場所・処方を決め直します。3回を終えてもニキビがまったくできなくなるわけではありません。新しくできる数と頻度が減り、深い炎症が跡に移らないようにします。

  • PROFESSOR現) 高麗大学校安岩病院 外来教授
  • ANATOMYエール大学 顔面解剖学課程 修了
  • ANTI-AGINGハーバード ブリガム・アンド・ウィメンズ病院 抗老化課程 修了
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  • 現) 高麗大学校安岩病院 外来教授
  • 高麗大学校安岩病院 専攻医修練
  • エール大学 顔面解剖学課程 修了
  • ハーバード ブリガム・アンド・ウィメンズ病院 抗老化課程 修了
  • 大韓美容成形レーザー学会 正会員
目次6
  1. 01初回にニキビの傾向が分かりにくい理由
  2. 02回ごとに決め直す圧出の範囲と炎症注射の場所
  3. 03ニキビ撲滅3回と跡3回を選ぶ基準
  4. 04跡の施術を先送りしましょうとお伝えする場合
  5. 053回を終えたあとにニキビがまた出てくる理由
  6. 06よくある質問

ニキビで初めて来られる方から、何回通えばいいのかとよく聞かれます。圧出してもらって数日たつとまた出てくる、という話も一緒にされます。

同じニキビ肌に見えても、ひとつの顔にいくつもの状態が混ざっています。おでこには小さなブツブツ、あごには赤く痛む炎症、治まったところには跡、古いところには凹みがあります。

初回にニキビの傾向が分かりにくい理由

初めて来られた日の肌は、それまでにたまったニキビが一度に出ていることが多いです。この状態では、どこが特に早く再発するのか分かりにくいのです。

一度整えると肌の傾向が見えてきます。おでこや頬に面皰がすぐたまる方もいれば、あごにだけ深い炎症をくり返す方もいます。同じニキビ肌に見えても、このお二人は次の回に手を入れる場所が違います。

面皰 赤い炎症 1回目2回目3回目 減るがゼロにはならない
回を重ねるごとに新しく出る面皰と赤い炎症は減ります。3回目でもゼロにはなりません。数は説明のために描いたもので、実際の数ではありません。

回ごとに決め直す圧出の範囲と炎症注射の場所

2回目に来られたら、前回圧出したところがまたたまっていないか、新しく赤い炎症が出たのはどこかを見ます。3回といっても毎回同じ施術をくり返すのではなく、来られるたびに圧出の範囲・炎症注射が必要な病変・処方を調整します。

毛穴に皮脂と角質が詰まった面皰は圧出したほうがよいです。そのままにすると炎症に広がるからです。赤く硬く盛り上がったニキビは内側で炎症が進んでいることが多いので、つぶさずにそこへ炎症注射を打ってまず落ち着かせます。無理に押すと中身が外ではなく内側に広がり、さらに腫れたり凹んだ跡が残ったりします。

圧出した日に一日きれいになっても長くは続きません。皮脂は出続け、毛穴にはまた角質がたまるからです。そのため3回の中に処方を入れ、施術と薬を一緒に進めます。敏感になった肌は鎮静の施術で落ち着かせ、ニキビが去ったあとの赤や茶色の跡はトーニングで診ます。

通院で3回に分けるときは、初回は主にたまったものを整える回で、次の回の内容を決める傾向はそのあとに見えてくると考えてください。

毎回、拡大鏡で面皰がまたたまったところと赤く盛り上がったところを分けて診ます。その日どこまで圧出し、どこに炎症注射を打つかをここで決めます。
毎回、拡大鏡で面皰がまたたまったところと赤く盛り上がったところを分けて診ます。その日どこまで圧出し、どこに炎症注射を打つかをここで決めます。

ニキビ撲滅3回と跡3回を選ぶ基準

「ニキビは減ったけれど、跡や凹みのほうが気になる」という声もよく聞きます。当院のニキビコースは、いま出ているニキビを扱う撲滅3回と、残った跡を扱う跡3回に分かれています。

今も小さなブツブツや赤いニキビをくり返す方は撲滅3回から始めます。新しいニキビは減ったけれど凹みやデコボコした肌理が気になる方は跡3回に進みます。跡の悩みが大きくても、赤く痛むニキビが出続けているなら撲滅を先にされるほうがよいです。炎症が落ち着いてはじめて、跡と凹みも正確に見分けられます。

ニキビ撲滅3回ニキビ跡3回
向いている方小さなブツブツや赤いニキビを今もくり返す方新しいニキビは減ったが凹みやデコボコした肌理が残る方
内容圧出・炎症注射・鎮静施術2回・トーニング1回・処方プラズマトーニング・ポテンツァ・PDRN・ナノニードルサブシジョン・仕上げの鎮静
扱うものいま出ている炎症と再発肌表面と真皮に残った跡

赤い跡は血管の反応、茶色い跡は色素沈着なので、時間がたつかトーニングで薄くなります。凹んだ跡は真皮が実際に沈んだ状態なので、トーニングをくり返すだけでは盛り上がりません。そのため跡3回には、ポテンツァのように真皮に再生の刺激を与える治療が入ります。

跡の施術を先送りしましょうとお伝えする場合

跡が気になって来られたのに、肌を見るとまだ赤い炎症が出ている方がいます。そのときは「いまは跡の施術を少し先送りしましょう」とお伝えします。せっかく跡に手を入れても、その上に新しいニキビが出れば、そこがまた跡や凹みになります。

肌がまだ落ち着いていなければ、新しい炎症が出る頻度をまず減らします。そのあとで赤い跡・色素・凹みを分けて順に診ます。

3回を終えたあとにニキビがまた出てくる理由

3回を全部受けたらもうできませんか、と聞かれる方が多いです。撲滅という名前をつけていますが、一生ひとつもできないという意味ではありません。3回のあいだに新しくできる数と頻度を減らし、深い炎症が跡に移らないようにします。

施術後にぐっとよくなったあと、3〜4か月たってまた出てきて来られる方もいます。皮脂が出続け、毛穴にまた角質がたまる限りニキビは再びできるので、よくなった状態がそのまま固まるわけではありません。

治療をやめたあと、どれくらい早く再発するかを見た研究があります。北米の複数施設の研究チームが、12週間の治療で半分以上よくなった重症ニキビの患者243人を二つに分け、24週間、一方にはアダパレン・過酸化ベンゾイルゲルを塗り続けてもらい、もう一方には有効成分のないゲルを塗ってもらいました(Br J Dermatol 2011・PMID 21457209)。

有効成分のないゲルの群では56日で4人に1人が再び悪化し、薬を続けた群ではその時点が175日でした。24週の時点で最初の改善を保てた割合は、薬を続けた群が78.9%、そうでない群が45.8%でした。

重症ニキビの患者が塗り薬を続けた研究で、当院の3回コースを調べた研究ではありません。よくなったあとに手を離すと、数か月のうちにまた出てくる方が少なくないという点だけ一緒に見てください。

よくある質問

同じ症状でも肌の状態によって判断が変わります。この記事を書いたホン・ソクウ院長に直接お尋ねいただけます。 ソムセイ医院に相談
Qニキビ治療は何回受ければいいですか?

当院では3回に分けて診ます。初回ではどこが早く再発するのか分かりにくく、一度整えてはじめて肌の傾向が見えるからです。

Q3回とも同じ施術をくり返しますか?

いいえ。来られるたびに状態を見て、圧出の範囲・炎症注射が必要な病変・処方を調整します。

Q3回受ければニキビはもうできませんか?

ひとつもできないという意味ではありません。新しくできる数と頻度を減らし、深い炎症が跡に移らないようにします。よくなったあと数か月でまた出てくる方もいます。

Qニキビと跡が両方あるとき、跡3回から始めてもいいですか?

赤く痛むニキビが出続けているなら、撲滅3回を先にされるほうがよいです。炎症が落ち着いてはじめて跡と凹みが正確に見分けられます。

Q赤く大きなニキビも圧出しますか?

赤く硬く盛り上がったニキビはつぶさず、炎症注射でまず落ち着かせます。無理に押すと内側に広がり、さらに腫れたり凹んだ跡が残ったりすることがあります。

ホン・ソクウ
この記事を書いた医師が診療します
ホン・ソクウソムセイ医院 院長
現) 高麗大学校安岩病院 外来教授 · 高麗大学校安岩病院 専攻医修練 · エール大学 顔面解剖学課程 修了 · ハーバード ブリガム・アンド・ウィメンズ病院 抗老化課程 修了 · 大韓美容成形レーザー学会 正会員
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本記事は一般的な医学情報をまとめたコラムであり、診療に代わるものではありません。実際の施術計画は個人の肌状態によって異なります。